こちらの物件の広さは?物件をお探しになる際の重要な確認事項です。数千スクエアフィーとの邸宅なら多少の広さの誤差は目をつぶることができるかもしれませんが、限られた敷地に建つアパートの広さは正しい数字を確認することが大切です。通常表示される単位はスクエアフィート(フット)、100sfは約9.29平方メートルになり、アパートの広さは建築時のオファーリング・プランに表示されています。延々と続く長い廊下があろうと、家具も満足に置けないデットスペースばかりでも、売買物件は1sfあたりの金額で評価されますので、正しい広さを確認することが重要です。実際の広さが記載より大幅に狭い場合、モーゲージの鑑定評価も異なりますので、鑑定士による評価後、モーゲージ承認がおりないという事態も発生します。
近年、デベロッパーが記載している広さの数字と実際測った数字が大幅に異なっていたことから訴訟になったケースもあり、新築物件ではデベロッパーはどのようにして測量したかを明らかにしなければなりませんが、数年前までは総面積にバルコニーの広さが含まれていたり、エレベーターホールなどの共有スペースが含まれていたケースもあったようです。コンドミニアムと異なり、コープはオファーリング・プランもない場合が多く、過去に信頼できる広さの数字のデーターがない場合は、改めて建築家に測定を依頼することをお勧めいたします。一方賃貸の場合は売買と異なり、あまり総面積の数字にこだわらずに、使い勝手や家具の配置を考え、有効に使用できる面積で比べることをお勧めいたします。また商業物件の場合は特殊ですので、信頼できるブローカーを通して確認することが必要です。(住友不動産販売ニューヨーク、前川 由佳)
新築コンドミニアムの購入は、まだ建築中のコンドミニアムに隣接したセールスオフィスで、バイヤーは完成予想模型とフロアプラン、モデルキッチンやバスルーム、イメージビデオなどを検討して、コントラクトにサインをするのが一般的でしたが、 2008年9月のリーマン クライシス以降、その様な光景はほとんど見られなくなりました。
景気の後退とともに、バイヤーに対するモーゲージの基準が大変厳しくなったことはご承知の通りですが、新築コンドミニアムに対する審査も大変厳しくなり、主要銀行でモーゲージを組む場合、70%以上のユニットがクローズしていない新築物件にモーゲージを組めなくなったことが大きな要因です。また新たな審査基準として、年間の共益費の10%の準備金があることも条件になっています。
苦戦を強いられている新築コンドミニアムに対して、昨年から活発に買われているのが築3-5年のオールモーストニューコンドと呼ばれる築浅コンドです。 マーケットに占める築浅コンドの取引の割合は2007年の2%弱から現在10%以上の伸びを示しています。新築コンドミニアムに比べてモーゲージが比較的組みやすいという理由に加え、新築コンドミニアムの購入の際にバイヤー負担になるトランスファータックスがリセールの場合はセラー負担であること、現在の新築物件の数に比べ物件数に限りがあること、また10年から25年の不動産保有税の据え置き措置の適応期間内であり、購入後まだ数年間は不動産税を低く抑えられることなどが挙げられます。 ビルディングのプール、ヘルスクラブなどのアメニティーが完成するのは通常ユニットの完成後になりますので、築数年で付帯設備もほぼ充実し、細かい問題点も一応ひと通り解決した築浅コンドは、現在のマーケットで一番旨みがありリスクが低いといえるのではないでしょうか。数年前のピーク時に取引された額よりも150%以上の高値で取引されている物件もあり、エリアとしては、コロンバスサークル、リンカーンセンター周辺、またハイエンドな物件にその傾向が著明に出ています。
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